モーニング娘。「No. 5」

最終更新日: 2003/05/17

先月発売された、モーニング娘。の5枚目のオリジナルアルバム。 今年に入ってからリリースされた他のハロプロ関連CDと同じく、 どーも低調な感じだねやっぱし。

なんつーか、 つんく♂が本格的に娘。に飽きてきてるってのがひしひしと伝わってくるよーな。 いくつかの曲にはつんく♂の声がやたら入ってて、すげー自己主張してるんだよなー。 オレ的には、本当はもう他のことをやりたくてしようがないって印象。 「ここにいるぜぇ!」と一番叫びたいのは彼なんじゃなかろーか。
# もちろん、オレが勝手にそう思ってるだけで
# 本当のとこは本人に聞かなきゃわからないんだけどね

さて、この時点でのメンバーは12人:

飯田・安倍・矢口・保田・石川・吉澤・加護・辻・高橋・紺野・小川・新垣
これ、「TOP!」って曲で名前が呼ばれてるのと同じ順に並べたんだけど、 「4th」のときに書いた順番と比べると、矢口と保田、加護と辻が逆だなあ。

「Do it! Now」
結構好きだけど、考えてみると、この曲をヘッドホンで聞いたのは今回が初めて。 今まで聞こえてなかった音がいろいろ入ってるのに気づいて、ちょい新鮮。

目立つのはやっぱしボイパかな。 ただ単にブンチキパいいたいだけちゃうんかと小一時間問い詰めたい気も しないではないんだけど、 こういう制作者の“面白そうなんでとりあえずやってみた”的な気持ちが 垣間見えるようなのって、オレは嫌いじゃなかったりする。 これはこれでいいじゃんて感じ。 でも一回限りだね。これ何度もやられたら萎えると思うなーきっと。
# そういやメロンの「赤いフリージア」ではやってたな (^^;

歌詞とかの雰囲気も好き。 “わたしとあなた”というパーソナルな世界を *具体的に* 描いてるから、 歌詞をなんとなく耳に入れてても「お?」って引っかかりやすい。 このCD全体では、何かを歌ってるようで実は何も歌ってない、 漠然とした感じの歌が多いんで、その中では「Do it! Now」は印象に残るなあ。

韻の踏み方は、脚韻は「〜でしょう」と「〜でしょう」みたいに 同じ語尾を繰り返して使ってるのがイマイチつまらないね。 その意味では合格なのは「現状」と「本能」ぐらい。 けど、フレーズ全体の語感を似せて同じメロとリズムに乗せるのは、 耳に残りやすくていい感じ。 「愛の形はイメージ通りです」と「恋の行方はあなたと二人です」とか。 これを“フロウ”と呼んでいいのかどーかはオレは知らないけど。 つーわけで韻はちょい惜しい感じね。もーちょいがんばってくれたらよかったのに。

「すっごい仲間」
つんく♂の自己主張が激しすぎ。 「春夏秋冬だいすっき」で掛け合いしてるのなんかは結構好きだったし、 以降の曲でもあの“おっちゃま声”はオレはそんなに嫌いじゃなかったんだけど、 この曲のはさすがにやりすぎだと思うなあ。。。 そこんとこを除けば、このアルバムのオリジナル曲ではこれが一番よさげ。

「ここにいるぜぇ!」
あらためて曲だけ聞くと結構好きかも(笑)

「がんばっちゃえ!」
キッズの声は要らないなあ、、、このへんは事務所的な要望なんだろな。 たぶん、そういう縛りがハロプロの中で一番きついのは娘。だろうから、 曲を聞いて「いい」とか「悪い」とかいう感想よりも、 つんく♂も他のスタッフも大変なんだろなあって思っちまう。 いやーがんばってるんだと思うよ。案外タイトルはスタッフの本音かも。

「卒業旅行」
実はそんなにすごく出来のいい曲だってわけでもないと思うんだけどね、 背景の物語(保田が娘。を卒業する)はあらかじめ知ってるんでじわじわくるし、 アレンジとかにひねったところがないのがかえって好印象。

ジャケの石川かわいいなあ(笑)

[2003/04/03]

>ボイパ

「I WISH」でもやってたね、そーいえば。 他にもあったかも。

[2003/05/17]

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