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■ 判決文 ■
- H14. 6.26 東京地方裁判所 平成13年(ワ)第15125号 損害賠償等請求事件
- 概要:ひろゆき氏、敗訴。
- H14.12.25 東京高等裁判所 平成14年(ネ)第4083号 損害賠償等請求控訴事件
- 概要:ひろゆき氏、また敗訴。
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■ 解説や感想など ■
- 2ちゃんねる裁判を考えてみる
- 第一審・控訴審のすごくわかりやすい解説と感想。
- 概要:完全匿名はもう限界。匿名性の排除と、問題がある *かもしれない* 書き込みの削除は、2ch存続には必須になるだろう。
- 判例随想#11 動物病院vsひろゆき事件 [2002/07/09]
- 第一審判決の解説と感想。
- 概要:裁判において書き込みの削除を求め、損害賠償を求めるということが、原告の名誉を回復することにつながるのかに疑問を感じる。
- ★★日本生命事案に見る、掲示板の削除義務★★
- 2chで好評だったそうです。ちょい読みにくいけど、がんばってたくさん書いてる。
- 「匿名幻想」の終焉〜2ちゃんねる敗訴に何を見るか〜 (MIYADAI.com) [2002/07/13]
- 宮台真司氏による解説と感想。
- 概要:判決は妥当だ。「完全匿名掲示板」は管理者にとってリスクが多すぎるので、遠からず消滅するだろう。
- 2ちゃんねる「動物病院訴訟」判決文を一読して。 [2002/07/10]
- ネットコミュニケーションを考えてる人の、これは解説ではなく感想ですね。
- 他にもいろいろ関係ありそうな話がたくさん書いてあるので、興味があるひとは読みませう。
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■ ニュースの記事とか ■
- ひろゆき氏が語る“ログ提出拒否”の真意 (ZDNN) [2001/12/31]
- 概要:ログはとってない。ないものは出せない。
- 「2ちゃんねる」に400万円賠償命令 (ZDNN) [2002/06/26]
- 東京地裁、“2ちゃんねる”管理者に400万円支払い命令 (ascii24) [2002/06/27]
- 概要:東京地裁の判決が出た。
- “2ちゃんねる”が衰退していく? (ascii24) [2002/07/01]
- 概要:まタイトル通り。
- ひろゆき氏、上告へ (ZDNN) [2002/12/26]
- 概要:東京高裁でも敗訴のひろゆき氏が最高裁に上告。
- 2chでIP記録実験が始まる (ZDNN) [2003/01/09]
- 概要:完全匿名ではなくなった。
- 東京高裁、判決情報をWeb上に公開 (INTERNET Watch) [2003/01/27]
- 概要:これもタイトル通り。
- IPログ保存で2ちゃんねるは変わるか (CNET Japan) [2003/02/25]
- 概要:むしろ変わらないんで困ってる。
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■ 参考 ■
- 「ぼったくり」「氏ね」はどこまでが表現の自由? (INTERNET Watch) [2004/06/09]
- 概要:匿名掲示板milkcafeに書き込まれた予備校批判に対して、予備校側が名誉毀損の訴えを起こした。東京地裁は訴えを退けた。
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まず経緯:
- 掲示板に予備校を批判・中傷する書き込みがあった。
- 予備校側は削除を依頼した。
- 掲示板側は応じたけど一部は残した。
- それで予備校側は訴えを起こした。
東京地裁の判決:
- 掲示板はプロバイダ責任制限法でいうところのプロバイダに相当する。
- 同法によると常時監視や発信者情報保存は義務ではない。
- 削除されずに残った書き込みは表現の自由の範囲内のもので、名誉毀損にはあたらない。
判決文を読みたいんだけど、どうにも見つけられませんでした。
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2chの場合との大きな違いは“致命的にヤバイ書き込みは削除された”というとこらしい。
結局、ログをとってるかどうか以上に、違法な書き込みを指摘されたときにきちんと削除するかどうかが重要ってことね。
もし削除しないなら、その書き込みが違法ではないことを証明するとかなんとかしなくちゃいけなくなる。
しかし、そんな証明は掲示板の管理人にはできないから、書き込みした本人にやってもらわなくちゃならない。
そのときは、本人を探す手がかりはログってことになるから、掲示板でログをとってるかどうかが問題になる。
としても、やっぱしその書き込みが違法だってことになれば、それを削除できるのは掲示板の管理人なんだから、結局その責任は負うことになる。
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