ジーキル博士とハイド氏最終更新日: 2003/09/19 |
「ジーキル博士とハイド氏」
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CD−ROM版「新潮文庫の100冊」に入ってるけど、まだ読んでない。 とりあえず読み始めてみる。 なんか弁護士とその友達がハイド氏の噂をしてた。 ジーキル博士はまだ登場しない。 [2003/08/26] | ||||||||
アタスン弁護士は実はヘンリー・ジーキル博士の遺言状を管理してる人だったのだ。 それによると“遺産はあらかたエドワード・ハイド氏に渡す”ってことになってる。 そんなわけで、最近見かけないジーキル博士のこともなんだか心配な上に、 妙に人相の悪いハイド氏のことがすごーく気になるアタスン弁護士、 ハイド氏の周辺をかぎまわってみた、ってとこ。
アタスン氏はジーキル博士のことを「ハリー・ジーキル」と呼んでる。
「ヘンリー」って「ハリー」になるんだ?
まー、「リチャード」が「ディック」になるよりはわかりやすいけどさ。 親友のたとえとして「デモンとピシアス」つーのが出てきた。 なんでも、ピシアスのほうがディオニシウス王から死刑宣告を受けたとき、 ピシアスが身辺整理するあいだデモンが身代わりに囚われて、 そのあとピシアスが戻ってきたのに感激して王が許したんだって。 「走れメロス」に出てくるセリヌンティウスとメロスのモデルなのかな? [2003/09/05] | ||||||||
アタスン弁護士はジーキル博士にハイド氏のことをたずねてみるけど、 ジーキル博士はどうやらハイド氏をかばっているみたい。 一年後、ハイド氏が深夜の路上で撲殺事件を起こした。 指名手配ってことで警察はハイド氏の人相書きを作ろうとするけど、 「人相が悪い」という印象が強すぎて、ハイド氏の人相をちゃんと覚えてる人がいない。 どういうことなんだコラ、と。。。
美人・美形は似顔絵を描きにくいっていうけどね。
そういえば、橋元淳一郎「シュレディンガーの猫は元気か」というコラム集によると、
アメリカの心理学雑誌「サイコロジカル・サイエンス」に
“美人=いちばん平凡な女”って説が載ったことがあるんだそーな。
いろんな顔を合成した写真を作ると、合成した数が多いほど美人に見えるんだって。
検索したら「Attractive faces are only average」ってのが出てきた。 [2003/09/13] | ||||||||
ハイド氏のことでジーキル博士と会ったアタスン弁護士は、 ジーキル博士が「もうハイドとは無関係」というのを聞いて一安心。 ハイド氏からはジーキル博士に手紙が届いていて、 それによるとハイド氏はトンズラこいたらしい。
ところが。
その手紙を預かったアタスン弁護士が腹心の書記に筆跡鑑定をさせてみると、
これがジーキル博士の筆跡とそっくりでびっくり。 とにかくそのあとジーキル博士は明るさを取り戻して、2ヶ月は平和な日々が続いた。 ところがある日、ジーキル博士は友人のラニョン博士と仲違いしてしまった。 どういうことだコラ。 ラニョン博士は事情を説明してくれないし、ジーキル博士は引きこもって面会お断り。 そのままラニョン博士は病に倒れて亡くなる。 ジーキル博士になにをされたんだ? さよならラニョン博士。短い付き合いだった。地味キャラだし。 [2003/09/15] | ||||||||
ジーキル博士の召使頭がアタスン弁護士のところへやってきてから物語は急展開。 そのあとラニョン博士の手記、ジーキル博士の手記と続く。 ジーキル博士の手記を途中まで読んだ。 もうあと40ページぐらいかな。 いまんとこラニョン博士の死因が“ビックリしすぎ”にしか見えねーんだよねー。 お年を召してるとはいえ現役で研究者やってるぐらい元気な人らしいのに、 ずいぶんナイーブだよなあ。。。 [2003/09/18] | ||||||||
前に戻って年齢を確認すると、ジーキル博士は50歳ぐらいみたいだから、 たぶんラニョン博士もそれくらいだったんだろーな。 まあいいや。 ジーキル博士の手記が終わって読了。 むーん、正直いって、この話の何を面白がったらいいのかよくわからなかったなあ。。。 ミステリ・スリラー・ホラーの類としてはイマイチだし、 心の葛藤の描写とか告白とかの部分が重要だってことなら、 もっときついボディブローをかましてる作品はたくさんあると思うしね。 つーか、トリックの種が有名すぎて、それを知ってて読んだんだから、 ミステリとしてイマイチなのはある程度まではしょうがない。 自分の不満をもうちょい掘り下げるって気も起きないんで、まあこんなとこで。 ちなみにハイド氏は“小男”という設定なので、 「リーグ・オブ・レジェンド」のハイド氏はそのへんが違うみたい。 [2003/09/19] | ||||||||
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