飯田圭織「オサヴリオ〜愛は待ってくれない〜」

最終更新日: 2003/04/30

モーニング娘。の2代めリーダー飯田圭織の、初のソロCD。 「地中海レーベル」ってことでそのへんの国の名曲を集めたCDで、 ギリシャ語やらフランス語やらの歌が満載。 なもんで、歌詞の言葉はもーさっぱりわからないんだよね。 そういえば夜道を歩いてたら「おぶさりてえ」って声をかけてくる妖怪がいたけど、 「オサブリオ」って語感がそれに似てるなあとか思ってたら、 いつのまにか頭の中で「オサブリオ」が「オブサリオ」に化けてたりする (^^;

んでCDに話を戻すと、オレ的にはまずなにより

“どっかで聞いたことがあるような曲を *あの* 飯田がこんなに堂々と歌ってる”
っつー事実が痛快。 こういうのもやらせりゃできるんだぞって感じ。 なんかもう、他人事ながら感慨すら覚えるね。

それから、飯田が新たな一面を見せてくれたってのもおもろい。 もう、まるで別人みたいな歌いっぷりで。 Pがつんく♂じゃないってのも関係あるのかもしれないけどね、 飯田のいつもの“聖子ちゃん歌唱法”ってむしろ本人的な呪縛って気がするんで、 もしそこから抜け出したってことなら先がまた楽しみだねー。

このCD自体は普通に「きける」出来でいい感じ。 聞く人が聞けばアラも見えてくるんだろうけど。 こっちはとにかく言葉がさっぱりわからないから、 延々とフェイクで歌ってるのを聞いてるようなもんだね。 要は雰囲気。 飯田の歌いっぷり、いいよこれ。

10曲が収録されてる中で、最後の「バラ色の人生 (LE VIE EN ROSE)」が好き。 映画で印象的に使われてる曲だよね。 「麗しのサブリナ」でいいんだっけ?

いやー、飯田の次の展開が楽しみだね。 今回のこれはアイドル稼業以外での生きる道につながるかな? もちろん、これ1枚でいきなりどうこうってことにはならないだろうけどね。 それにしても、飯田は“娘。ではもうこれ以上やることがない”状態になりつつあるよーな。。。

[2003/04/30]

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